新築一戸建ての施工期間については、業者や物件毎の細かな条件の違いによってかなりの差が出るものと言えます。但しその差を大きく左右する最も大きな要素は土地を含めたプランニングの検討期間であり、建物そのものの建築に関してはある程度目安を図る事が出来ます。
近年における新築一戸建て建築の目安としては、建売式であれば2~3ヵ月弱程度、注文式であれば3~4ヶ月程度を見込んで置けば良いと言えます。目安の範囲内での違いですが、土地が狭小で建築手法に制限が掛かるようなケース、地方部で少人数の職人が仕上げて行くようなケース、外壁の仕上げに時間を要するような素材を利用したケース等については、工期が長めにシフトし易くなると言えます。
また同規模の建築で比較する場合、価格が高めとなる一戸建ての方が工期が長い傾向が見られます。これは特に注文住宅において価格が高い場合には何らかの拘りを反映させた建築となっている事が多く、手間の掛かる作業が多くなる事にその理由を求められます。
新築一戸建ての住宅を建築するのに必要な期間は、平均すると半年から1年程度が多いようです。
勿論、建築する新築一戸建ての規模にもよりますし、依頼するハウスメーカーや工務店によっても多少の違いはあります。部屋数も多く、特殊な建材や設備を使用しているような場合には工期も長くなります。また、狭小住宅の場合にも手間がかかるので、工期は長くなる傾向にあります。小さい家だから早くできると勘違いしている人もいますが、実際には逆になります。それから建築までの期間は大体プランニングに3~4ヶ月、着工してから竣工までが4~5ヶ月といったところです。元々所有している土地に建築するのか、新たに土地を購入して建築するのかによっても変わります。工期が長いというとことはそれだけ人件費もかかるので、住宅の価格も高額になります。その反対に価格を抑えて新築一戸建ての住宅を建築する場合には、工期も短縮されていることが多くあります。